torii sakiko



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この2週間台風のような毎日を送っている。実際に大きな台風もあり、我が家は停電など被害はなかったものの息子がRSウイルスとう風邪を園からいただき高熱に咳に嘔吐のため1週間、娘は突発性発疹で10日、夫は草刈りが忙しく咳が治らないまま、元気だった私も一昨日喉の痛みで声が出なくなりこみ上げてくる咳が続いている。恥ずかしいことなのだけれど、季節の変わり目には十分に注意が必要と思い知ったので良かった。子供2人にべったり手をかけながら家に居る時間が長かったので押入れから食器棚まで、家の中の夫の部屋以外年末の大掃除を終えることができた。明日の雨予報の雨量次第で来週から稲刈り一ヶ月、小麦の播種と大豆の刈取りなどに伴う事柄終われば正月が来る。そんなわけで生協の宅配員の若い女性に「うちは来週から怒涛の日々を終えたらもう正月が来ていると思う」と言ったら、全然通じずポカンとされてしまった。きっと3ヶ月あれば一恋できるくらいに若くて、毎日が辛くも楽しいときなのだろうと思う。宅配員の女性のことを我が家ではオネンジャと呼んでいるのだけど(息子流の“おねえさん”がオネンジャなのだ)、オネンジャも恋をしていつか子供が欲しいと言い時々恋愛話を嬉しそうに喋りながら宅配してくれる。微笑ましい限りなのだけれど、大掃除で見つけた写真(この写真)を見て産後鬱にはお気をつけてとアドバイスしたくなった。3年半前のこと、私はほとんど覚えていないし、息子のゼロ歳時の記憶がない。本当にない。産前産後は毎日のように泣いていたし、誰かに助けて欲しい一心だったような気がする。そういうことを全部忘れて生まれて来た娘の育児は楽しく、涙も出ず、未来を感じて仕事に励むこともできて息子のときと大違いだ。風邪をひいていても咳が止まらなくても未来を感じられる心に、成長したナー、と我ながら褒めてやりたくなった。生きているといろいろあるけれど、心の健康がすべてを支配しているのは確かで、現代の病気や動向がついつい心配になってしまう。
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「はなび やりたい ぷーる はいりたい」としつこい息子に「もう秋が来て寒いから花火とプールは来年だよ。」と言ったら「どこに?あきいる?きたの?」と、「秋はこんにちはって来るもんじゃないから、栗でも食べて感じようよ。」と返したら「どんぐり?へ〜いいね!」とトンチンカンな会話に花が咲いた。
娘はゆうパック担当のGさんや郵便配達のSさんに「ばーい!」と手を振るようになり、食事のとき「あっちぃ!」と私に冷ましてくれと言えるようになった。特に教えてもいないのに第二子はいつのまにか立派になっている。
3歳と1歳、休む間も無く要求され夫と私は毎日ぐったりするけれど、文字に起こしてみると可愛らしい貴重な時間だと感じることができる。
余談だが、私はもうすぐ33にもなる。今更にして誕生日とは「生まれてきてくれてありがとう」と親から子へ伝える大切な日なのかもしれないと思っている。贈り物やお金や「おおきくなったー!けーき!やったー!」(息子参照)とかで自分が喜ぶ日では到底ない気がしている。その気持ちをどう伝えるかで親の力量が試されているような気さえするのは、この子らの可愛さゆえに違いない。

眠れない。9時から3時間眠ってぱっちり目覚めた。布団の中で2時間粘ってみたが再びはどうしても眠れない。落ち込んでも仕方ないのでムーミンママに習って起き上がり、夕方に乾いていなかった洗濯物が部屋干ししてあるのを片付けながら「ほんとうは よなか あそんでいたいけれど みんなねているから しずかにしているだけ」の子猫の運動会にお姉さん猫と共に付き合った。夜中に寂しくない家で良かったと思う。息子も娘もまだ小さいけれどいずれ手を離れ、残るのは猫たちと夫だけと思うと、頭の中が整理されて気が軽くなる。
朝日の登る前にシャワーでも浴びて、息子が園に持って行く米を炊いて、昼食を作り置きしてから皆んなが起きてくるの本を読みながらを待とう。