torii sakiko



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どうしてこんなに良くしてくれるんだろうと悩むくらい良くしてくれるママ友がいて、三年弱その意味を考えているんだけれどわからないので今日は恩返しデー、広さだけはある我が家に招いて息子同士を遊ばせつつ、昼食を作ってご馳走した。恩返しデーだと言っているのに使わなくなった歩行器とおもちゃを娘用にと持ってきてくれて、だから恩返しデーなんだってば!と言っているのにおやつを買ってきてくれていた。何かをくれるだけではない。娘が産まれた直後は二人育児に慣れずてんてこ舞いになっていたら息子を「二歳児一人見るのも二人見るのもかわらないから〜」と預かってくれたり、ママ友には小学生の子もいるので保育園や小学校の情報も細かく教えてくれる。本当に心強い。福島の原発がああなって子どもたちの為にと千葉からこちらへ逃げるように越してきたあたりは行動力があってすごいと思うし、終始穏やかでどこか少女のようなところを持ち合わせているのもとても良いと思う。本当に、こんなに出来た人がどうしてこんなに良くしてくれるんだろうと疑ってしまいそうなのだけれど、そういえば東京にも疑ってしまうくらい良くしてくれる友達がいる、愛知にもいる。人を信じることを学ばずに大人になったせいで恩は返すものと思っていたのだけれと、必須ではないのかもしれない。何がどうなってこうなっているかわからなくても、好きな人には感謝を伝え、自分の出来る範囲内で好きな人に喜んでほしくて贈り物をしたり心を込めたりするんだよと子どもらに教えたいと思う。それが人を信じることにつながって、人を認めることにつながって、人の個性を認められたら自分自身を確立し大切にすることが出来るはずだものね。
ようやく手植え天日干しの新米の出荷が始まり、ほっとしたところでまた今日は雨、まだまだ小麦の播種や大豆の収穫で晴れていてほしいのですがなかなか思い通りにはいかないものです。それでも今年で四度目になる小淵沢での冬に向けて大根を漬け、柿を干し、障子を張り替えたりと、天候や環境に合わせ頭も身体も動いてくれるようになっています。二人の子の子守りをしながらでもなんとか形になってくれる冬の準備は、産前産後ちっとも役に立てずに悔しかった心に自信を取り戻させてくれます。
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稀にある野菜の出荷が3件重なり洗濯も食器洗いも後回しです。夫は製粉と籾摺りとレンコン掘り、となればわたしがトリミングして土を洗い箱詰めするしかありません。極寒の雨の中子どもたちを待たせてしまうけれど『正直に生きるのって大変、でも心は豊かでいられるんだよ、』といつかわかってくれると信じて母ちゃん頑張っています。
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揚げた蓮根と茹でた小松菜をご飯に乗っけて塩をかけちゃちゃっとお昼を済ませました。夫も息子もこんなもので文句なくモリモリ食べてくれるのでありがたいです。(息子はごちそうさまと言ってから納豆を食べはじめテーブルに椅子に上着までネトネトになっていましたが目をつぶりささっと片付け)週末の来客ラッシュに向けて障子の補修と、浴室に設置したオイルヒーターの掃除、いつも通り夕飯の支度に洗濯を取り込めばもう一日が終わってしまうんだろうと思います。寝かしつけまで終わったら、アラジンストーブの火を眺めながらゆっくり過ごしたいと思っています。さあ今日はどこまでなにができるかな。
一反ないくらいのところですが猪に食べられ泥浴びされてしまった田があり、今年は一枚まるっと保険対象になってしまいました。電気柵も意味がないし猟友会の方のわんちゃんは猪を追いかけ怪我をしてしまったし、過去にも同じように一粒も収穫出来なかったことのある田でもあり、いよいよ条件が揃い夫が罠の免許を取得すると決めたようです。猟友会も時代に合わせて高齢化らしく歳三十代の夫は銃の免許を懇願されるでしょうが、息子が銃の金庫を開けたらどうなる?と想像すると恐ろしいのでやはり罠の免許のみとのことです。一年に数頭、猿はご遠慮し、シカ、猪あたりが肉となり我が家にやってくるかもしれません。そうなるともう野菜も米も肉も買わず、調味料は塩と、甘みは蜂蜜でもあれば、飲み水は湧き水をくんでいるし他のものは殆ど自家製で、思い描く暮らしに一気に王手をかけることができます。肉を食べるには殺さなければいけないので嫌になってベジタリアンになり兼ねませんが、そういう気持ちも含め向き合いたいと思っています。
息子と一緒に観た「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス」に感動し過ぎて自然の土の中で質素に暮らしたい気持ちが溢れこのような日記を書いてしまいましたが、この映画、日本では「ムーミン一家は変」という批判があるそうです。そう、我が家もしっかり変なのかもしれませんが、変で結構、たのしい現実の中で学び続けています。